とある図書館司書見習いのブログ

図書館情報学や図書館のあれこれについて語る。

価値観の違いを許容するって難しいのです。

世の中にはいろんな人がいるけれど、例えばLGBTなんかもそうだし(LGBTもまた一部の人に焦点を当てたものでしかないけど)、多様性を受容するって結構難しいことだと思うのです。

 

確かに多様性を認識して受け入れることは理想であり、大事なことだとは思うんですけどね。

 

めちゃくちゃ極論な話するけど、例えば「人を殺してはいけない」というのは多くの人が持つ価値観の一つだと思うのだけど、でも中には「人を殺してもいい」と考える人もいるわけで、果たして「いやいや、絶対そんなことしちゃ駄目だろ!」と考えている人が、それと相反する考えを受け入れることができるんだろうか?という話。逆もしかり。

 

でも様々な価値観、多様性を受け入れるってそういうことじゃないんだろうか?と僕は思うのです。

 

僕は様々な価値観を持った人や考えを持った人の話を聞いて理解したいと考えていて、確かに中には納得できることもあるのですが、自分の中で強く大事にしていることがあったりすると、どうしても意見のぶつかりあいが起きて受け入れることが難しくなるのです。

そういう考えもあるのだなと素直に受け入れられないことが。

 

結局、受け入れることができる意見というのは自分にとってそこまで重要でないことだったり、中には相手の話を聞いて、むしろそっちの方が正しく感じたりすることもあるけれど、誰しもこれだけは譲れない価値観って持ってるのではないかな?

それだけはどう頑張っても相反する考えを受け入れることなんてできないんですよね。

 

なら自分の考えが正しいことを主張して相手の考えを変えようとする?それをしちゃうと多様性が大事にできなくなってしまうよねと。

相手も絶対譲れない考えであればそこでぶつかりあってしまうだろうし。

 

 

様々な価値観、多様性を受け入れるって結局そういう場面になった時、どちらかが折れる、相手の意見を受け入れることでしかないと思うのです。

 

多様性を大事にしたいと考えている人の中には「なんでいつも私が折れなきゃ...」と感じている人もいるとは思うのですが、自分の考えを曲げる、あるいは相手の意見を聞き入れるというのはとても難しいと感じます。