とある図書館司書見習いのブログ

図書館情報学や図書館のあれこれについて語る。

オリンピック選手がかわいそう

海外から日本にくるオリンピック選手や関係者、せっかく日本に来てくれるのに観光のひとつでもしたものなら、メディアから大量のバッシングを受けそうでとってもかわいそうになる。

 

情報番組を見る限り、海外選手や関係者が日本のルールは破るもの、感染対策もせずに出かけるだろうという前提で話が進んでいるのが悲しい。

 

世界中で新型コロナは脅威となっていて、感染対策が必要なことはどこも共通の認識だと思うし、どれだけ危険なウイルスかは皆把握していると思う。

あらゆる制限を受けた中でスポーツをしなければならなくなっている選手なら尚更。

しかもどこの国の選手であろうが自分が感染した場合、周りに多大な影響は与えざるをえないし、自分自身も一定期間隔離生活を余儀なくされるわけで。

 

感染拡大のリスクに関しては人一倍の認識があると思う。

 

オリンピック選手や関係者がせっかく日本に来てくれるのに、さすがにホテルと会場だけの移動で終わるのは可哀想に思う。

 

感染拡大には最大限気をつけなければいけないけれど、多少の観光的なものは許されてもいいんではないだろうか?

周りの協力によって可能だと思う。

感染拡大の一因として、病院や施設で起るクラスターは自身では防ぎようもなく感染してしまった場合もあると思うが、多くの場合はマスクを外して近距離で会話をしてしまっていたり、知り合いとご飯に出かけたりで、少なからず自身に責任がある場合も多いと思う。

 

そうした一人一人の感染防止の不徹底が重なって感染拡大、最悪緊急事態宣言につながっているように思う。

 

そう考えると万一オリンピック選手や関係者の中に不徹底が原因となって感染が広がってしまった時は非難されて然るべきと思うが、ルールを守って行動したなら、感染が広がる可能性も低いんじゃないだろうか。

 

観光や飲食にしても観光先の感染対策の徹底や、関係者以外の接触機会をなくす等してできるように思う。

ましてやオリンピック選手はワクチン2回接種済みであるなら尚更である。

選手同士の飲食で感染が広がることは非常に少ないように思う。

 

多くの日本人が感染対策を行っているおかげで、感染者数は諸外国にくらべて少なく抑えらていると思うが、対策の不徹底が原因で拡大してしまった感染者数を理由にオリンピック選手や関係者に怒りが向けられているのはなんか違う気がする。

 

メディアもオリンピックに対してはごちゃごちゃ言っているが、情報番組なんかは複数人で距離はとりつつもマスクを外して議論していたり、宣言期間中でもロケで外に出ているシーンが映されたりしていて、外出している一般人並に気にしなくなっているようにみえて全然説得力がなくなっている。

 

万一オリンピック選手や関係者から感染が広がった場合、その選手や関係者らと一緒にいた人も同等の責任がある。

 

多くの人たちは実際に彼らと接触する機会がほとんどないはずだから、そこからウイルスをもらってくることはほぼほぼないと思う。そうした人たちが感染拡大を理由に万一反対していた場合、僕はそれを少し疑問に感じる。

 

接触する機会のある関係者らならわかるが。

 

1つ反対する理由としてわかるのはワクチン接種に関してだ。正直なところワクチン接種はオリンピックまでに希望する人が全員接種できていたんならここまで開催の是非が問われなかったように思う。