とある図書館司書見習いのブログ

図書館情報学や図書館のあれこれについて語る。

図書館員をやっていて辛いこと

みなさん、こんにちは。

2月になりましたね。

2月3日は恵方巻き。皆さんは食べますか?

私はたぶん食べます。田舎巻きというやつが一番好きです。楽しみですね。

恵方巻きを知ったのは確か「さよなら絶望先生(久米田康治著/講談社)」というコミックだった気がします。うちの家族はあまり行事ごとをする習慣がなかったんですね。

 

そういえばコンビニバイト時代に売ってたことを思い出しました。(店長に毎年、友だちに売ってくれとか、買ってくれみたいなこと言われるんですよね笑)

 

 

さて本題に入りたいと思うのですが、今回は図書館員になって辛いことについて話したいと思います。

 

図書館員というのは接客業、お客様ではありませんが、利用者の方と接する仕事であります。(全ての図書館員がそうだというわけではありません)

 

利用者と一切接する機会のない図書館員の方もいまして、正直な話利用者と接しているとそういった方々を羨ましく思うこともあります。こちらは辛い思いをしているのに裏で平和にやってんなぁと思うことも...。つい本音が出てしまいました。すいません。

 

まぁ実際のところ、こちら側で起きたことは伝わっていかないでしょうし、こちら側の辛さを理解することもできないかと思います。(その必要性もないですしね)

 

それに加えて私の場合その方々と給与差もあるのがとても不満なところです。 

 

手取り30万円生活してみたいです。(楽しいだろうな)

 

なぜか愚痴になってしまいました。すいません。

 

 

話がややズレてしまいましたが、図書館員はいろいろな利用者の方と接する仕事です。

公共図書館は無料ですし、誰でも入館することができるので本当に様々な方が来館されます。老若男女幅広いです。

 

利用者と接する中で日々、辛いことというのはちょこちょこ頻繁に起きてしまいます。

 

私が経験した辛いことというと図書館では結構あることなのですが、居眠りしている人を起こしたり、館内で電話している人を注意したり、この辺は毎日と言っていいほどありますね。

 

人に何か注意するというのは仕事といえ、結構精神がすり減らされるものでして、ストレスが溜まります。

 

おそらく利用者の方も静かな場所なので、電話は控えた方が良いというのは分かってらっしゃるのでしょうが、電話が鳴ると出るんですね...。思い切り音が鳴る人も多いですし、マナーモードや電源オフにしてくださると本当に助かるのですが...。

 

電話に出ないと鳴りっぱなしだし、だから出るんでしょうかね...。すぐに切ってくれる人もいるんですが。

電話を遮って注意するのってとても辛いのですよ。

 

居眠りしてる人はまぁ理解できないわけでもないので、そこまでストレスはたまりません。

でも起こさなきゃいけないのでそれは辛いところです...。今のところ起こしてキレられた経験はありませんかね。

 

それと貸出中や新規の登録、利用者からの申し出で調べ物をしているときにも鳴る方がいます。そういう方の対応はとても難しいです。

館内では...と言って手続き中に離れられると困るし、かといってほっておくと周りの空気はぴりつきます。私としては電話を終えた後に注意するというのが多いですかね。

 

後は館内で写真撮影される方もいますね。

基本、本の中身を撮影していて、今時こんなこと言ったらあれですけど、アプリ使ったら無音で撮れますよね。なのに音をパシャパシャ鳴らして撮ってる人がいるのです。

恐らくですが写真撮影ほんとはダメってことわかってるんですが、注意されるまでは撮ろうみたいな感じで撮っているのではないかと推測します...。

無音で撮影すること推奨してるわけではないですよ...!?

ちなみに私的利用の範囲、例えばお家で撮影する分には法的にセーフだった気がします。ちゃんと調べるの面倒なのであくまでそうだったかも?という感じです。

 

 

他にもいろいろな理由で注意することは多いのですが、注意するのって辛いです。できれば注意しないで1日を終えたいのが正直なところです。

 

あ、そういえば今回のことを書こうと思ったきっかけが、とあるブログの作者さんが購入したパン(袋に入ってる状態)を机に置いていて、それを図書館員の人に注意されてむかついたみたいな記事を見たからでした。

http://blog.livedoor.jp/genkikun8414/archives/9324999.html

 

 

私のところではあまり飲食で注意することはないですかね〜。(ありがたいです)

その対応をした女性職員の方には「ご苦労様でした。」と労いの言葉を贈りたいです。

 

ただ、袋に入っている状態のパンを机の上に置いていただけで注意するというのは意見が分かれそうな行為だと感じました。

実際、私のところだと注意しないかもしれません。

他の利用者から食べ物を机の上に置いている利用者がいるといったことを言われたのでは?といった意見も見受けられましたが、仮に言われたからといって剥き出しの状態ではないので注意しないで終わるんじゃないかと思います。

 

もろに食べてたらさすがに注意しますが...。

まぁ注意はしないけれど、机の上に出していたら、もしかして食べるつもりかな...?と思ってちょっと気にはしておかないといけなくなるので、そこは精神的な負担になりそうですね。

 

このブログの作者さんの意見や考え方に同意するわけではないですが、この方が言うように私たち図書館員というのはルールというのに結構縛られていることもあると思います。

飲食自由の本屋さんや図書館、たいてい飲食スペースが設けられてるとは思いますが、増えつつありますよね。

今ある図書館の当たり前のルールが最早時代遅れになりつつある可能性も十分あるわけで、飲食スペースも設けるのが必須になってくるやもしれません。

 

予算の都合で難しいと意見を跳ね除けてしまいそうですが...。「予算の都合で」という理由を用いて簡単に利用者の意見を跳ね除けちゃう図書館は正直な話どうかと思います。

代案を提示したり、予算の都合をつける努力はするべきなのではないかと思った次第です。

 

この方は前々から不満があったのだと思います。ロッカーや飲食スペースはないし、自販機コーナーではコーヒー以外飲むのは禁止。ロッカーや飲食スペースは仕方ないとして、自販機コーナーでそれってどうなの?って私も思います。(過去に何かトラブルがあったのかもしれませんが。)

 

そこに女性職員の強めの注意があって溜まってたものが全部出てしまったんでしょうね。

 

「利用者ファースト」の立場に立っているかどうか、どこまで私たち図書館員が「利用者ファースト」の立場に立つべきかは議論の必要があると思いますが、この方も閲覧室で飲食すること自体は反対しておられるようなので、面倒だとは思うのですが、パンはしまっておいていただけるとこちら側も精神的に助かりますね。

 

個人的に職員の注意の仕方には反省すべき点があったのではないかと思っています。