とある図書館司書見習いのブログ

図書館情報学や図書館のあれこれについて語る。

とある図書館員の不動産屋巡り

みなさん、こんにちは。

最近、新居探しのため不動産屋巡りをしているロコです。

 

実は今住んでる家から近々引っ越そうと考えておりまして、理由はまぁいろいろとあるのですが、とりあえず4月(新年度)からの新生活に向けて準備を進めていっております。

 

1月からガチでいろんな不動産屋さんを巡って、いい物件がないか探しはじめ、2月前半までにはいいと思った不動産屋さんとの契約を進めたいと考えており、というか既に1件仮押さえしていただいてる状態になっています。

 

今はまだどうするか悩んでいますが、恐らくそこになるだろうなーという感じです。

 

 

新居探しというのは大変だなぁと今回この歳にもなってはじめて実感致しました(アラサー)

 

というのも僕はこれまで大学時代と今住んでる家あわせて計二回不動産屋さんにお世話になっているのですが、大学時代は知り合いの家主さんが営むマンションで暮らしていたのと、ニ回目は人と接するのがめんどくさい、どうせいろいろ激しい営業かけてくるんだろうなという思いから、周りの環境や中の部屋をちゃんと見ずに全てネットで済ましてしまっていました。

 

実際に今回不動産屋さんに行ってその辺はやっぱりなぁと思ったのですが、人見知りのせいかそういったなんとしても買わせようとしてくる圧というのは、とても疲れてしまうんですよね。(まぁ多くの方がめんどくさいと感じているだろうし疲れることだろうとは思います。)

(他にも不動産屋さんに限らずいろいろ買わせようとしてくる販売員というのか店のスタッフというのはいて、その度ほんとうに辟易してしまいます...。)

 

 

しかしまぁそういったことも仕方ないのでしょうけど。

時間も割いて、部屋も見せたのにそのまま帰られるのは...ですよね。

 

こちら側としてはいろいろな不動産屋さんにいってどういった物件を案内してくれるのかとか、どういった提案(家賃や敷金、礼金などの初期費用)をしてくれるのか

それとやはりこれが1番大切で、実際にその場所に行って周りの環境(雰囲気や治安状況など)や部屋の中もしっかり見たいですよね。

 

ちなみに今住んでいるところはネットの間取りと家賃の安さで決めたのですが、 住みはじめてからというものも様々な問題に直面してまして、例えば

エレベーターがなかったり

コンセントの差込口が異様に少なかったり(電気機器を特に使用している今の人たちにはこれがかなり不便...)

トイレとお風呂が別々だが、めちゃくちゃ狭かったり、

家の建てつけが悪かったり、隙間風がすごかったり...

などなどいろいろあるのですが、

 

まぁこれはこれで物件選びの際に気をつけるべきポイントを学べたので逆に良しかなという気がしています。(今となっては)

 

それと家賃によるのかはわかりませんが、実際に住みはじめると、いろいろなところがガタをきたしていることに気がつきまして(窓や扉など)、年数による劣化でしょうけれど...安いのにはちゃんとしたワケがあるのだなと思った所存です。(当然といえば当然です)

(結局そういったところを修理しないといけなくてこちら側が負担することに...ということも往々にしてあります。)

 

それとこんな経験今までしたことなかったのですが、もともと付いていたエアコンから水が漏れ出てくるという事件もありました。

ほんと何でそんなところからあんた漏れてんのよ???とエアコンに問いただしたのですが、何も答えてくれず...この時は不思議に感じました。

エアコンから水漏れることってあるんだなぁと思いましたね。(初体験ができました。)

 

まぁ新築だからといって...というのはあるのでしょうが、年数による劣化というものは絶対に避けられないので、築何年か見るのも大切だと感じました。

部屋を見ただけでは気づけない劣化もあったりしますので古い部屋は要注意かと思います。

 

今回の物件探しで学べたことが他にもたくさんあるのですが、今回はこの辺にしたいと思います。

僕みたいに適当に選んでしまうと住みはじめてから本当に不満が続出してくるので、理想の物件を探すためには相手の推しに負けず、かなり疲れるとは思うのですが長期的に住むことを考えれば根気強く選んでいくことが大事だと思いました。

図書館とLGBT〜マイノリティの人たちに焦点を当てる〜

今回はLGBTやLGBTQという形で今、話題になっている性的マイノリティの人たちとその方々に対して公共図書館ができることについて書いていきたいと思う。

 

まず、LGBTやLGBTQという名前が日本で話題に上り始めたのは本当にここ最近という印象がある。もともとアメリカかどこかの海外発信の言葉であると思われるが、この言葉がそもそもいつ作られたものかはわからないけれど、日本でこうして話題に上る前から性的マイノリティの方々はいた。

 

LGBTの略は

L=レズビアン

G=ゲイ

B=バイセクシャル

T=トランスジェンダー

である。

 

ちなみに僕は男性で性の不一致はなし。そしてヘテロセクシャル(異性愛)である。

 

それ以外の方々にも焦点を当てた時、上に記したLGBTだけではなく、調べてみれば本当に様々な性があり、性的指向があることわかる。

 

 

 性的マイノリティに対する理解への初めの一歩として、LGBTという言葉が発明され、公に拡散されていったことは現状を見る限り、LGBTの方々の存在が認知され、彼ら彼女らへの配慮が進むことを考えれば良かったのではないかと思う。

僕がいるところ含め民間企業等もLGBTに対する理解を深めること、性的マイノリティの方への配慮などができるように労働者への周知や啓発、LGBTについて学習できる機会を設けるなど、様々な取組を進めていっていること思う。

 

特に図書館は公的な機関となるのでLGBTへの理解や、それらの方々への配慮というものはより一層求められてくる。

実際問題、僕が勤務するところでも研修が行われて最低限の知識といった感じではあったが、あらためてLGBTへの理解と意識を持つことができるようになったと感じている。

 

こうした取組が図書館で言えば、利用者の中に性的マイノリティの方がいた時や職場内でいた時にどのような配慮がなされるべきかという行動につながっていくと感じている。

 

友だちに性的マイノリティであることを打ち明けて、その友だちが他の人にそれを言ってしまったことから、性的マイノリティであることが広まって自殺してしまったような悲しい事件もあるので、まだまだ特別な配慮というものが社会的に必要であるし、これはとても大切なことである。

 

そしてもう一つ大切なことがある。

それは上に記したようなマジョリティに焦点を当てた活動だけではなく、マイノリティの方々に焦点を当てた活動も同時に行わなければならないということ。

 

特に図書館はLGBT関連の資料も当然収集対象なので、その方々に対して様々な活動ができると考えられる。

まずは僕が以前にツイッターで記したことを見ていただきたい。

 

ここから↓ 

図書館情報学を学ぶ人のために/世界思想社/2017」のP94〜に性的マイノリティに関する記述があって、ここ最近はLGBTと言われてマジョリティ側(多数派)の人たちがマイノリティ(少数派)の人たちへの関心を持ち、理解を深められるような取組・施策が多い気がするけど、ここでは性的マイノリティの側にいる人たちが周りとの違いによる不安や自分自身への理解を深めていくことができるように、図書館が性的マイノリティに関する様々な情報をその方たちに提供する方法を提示していて(性的マイノリティに関する資料リストやパスファインダーの作成)、周りとの違いによる不安の解消やこの資料にも書かれているけど、そうした取組を通じて様々な資料に触れることで、性的マイノリティの方たち(この資料では特に自分の性的指向を自覚しはじめたティーンエイジャーに焦点を当てている)にとって精神的な拠りどころに図書館がなれる可能性があるのだなーと。

 

公共図書館(他の図書館もそうだと思うけど)はこれから積極的に取り組んでいくべきテーマの一つだなこれ。性的マイノリティに関する情報を収集していくことも大事ですし、情報があることを周知していくことも大事やね。それが性的マイノリティの方たちを救うことになるのであれば。

 

https://twitter.com/doll_loco/status/950399685730029568

 

おわり

 

僕が今回、LGBTについて書こうと思ったのは「図書館情報学を学ぶ人のために/世界思想社/2017」にLGBTに関する記載があったからであり、これを読んでもっともっと図書館は本腰を入れて取り組んでいくべきことだと感じたからである。

 

公共図書館には本当に多くの様々な資料があり、LGBTに関する資料も当然のことながら置いてあるので、LGBTの方たちがそうした資料に触れることで心の拠り所となったり、自分自身を理解することにも繋がっていくと感じている。

また周りとの違いに悩まされたり、家族や他の人にも打ち明けにくい状況にある中、図書館にあるLGBT関連の資料に触れることで少しでも救われる可能性があるのなら尚更である。

 

現状としてLGBTに関して社会的認知が進んでいくとは良いことだと思われるが、一方でまだまだ差別的な目線というのもあると思うので、図書館は性的マイノリティの方々に配慮しつつ、その方々に資料が届けれるような仕組みを作っていかなければならない。

 

マジョリティの側にいる方々が図書館にある資料を通じて学習していくことも大事だと思うが、それ以上にマイノリティの方々に読んでもらえるような提供の形を考えていく必要がある。

 

周りの目線があるような状況で読むのが難しい可能性もあるだろうし、目立ちやすいところに置けば関心のある人たちまで見るようになって、今それを一番必要としている性的マイノリティの方々に渡らないような状況になっては良くないと思う。

 

いろいろな試行錯誤が必要となってくると思う。

 

 

最後に

一図書館員として今伝えられることは、もし万が一性的マイノリティの方がこのブログを見ているのであればだが、公共図書館では複数資料を借りられるところが多いし、個人情報保護の観点から誰が何を借りたかといったような貸出履歴は残らないようになっているので、いろんな本といっしょに借りて読むのがいいのではないかと思います

理想としてはその本を借りたからといって、読んでいたからといって偏見や差別の目がなければよいのだけど。

 

 

 

 参考文献

図書館情報学を学ぶ人のために/世界思想社/2017

 https://www.amazon.co.jp/dp/4790716953/ref=cm_sw_r_cp_api_0aYwAb7XFX5W1

 

 

公共図書館を利用する人はお客様?利用者?それでも接客技術は学びます。

公共図書館もコンビニや飲食店等と同様にお客様という表現を用いると違和感はありますが、図書館を利用する方に対してスタッフは様々な接客を行わなければなりません。

 

コンビニや飲食店で接客するのと全く同じかと言われれば異なる部分もあるのですが、似ているところも多いと思います。(同じ公的機関である市役所等における接客の仕方とも似ていると思います。)

 

資料の貸出や返却、予約の受付、探している資料の案内、わからないことがあった時に共に問題解決に向けて適切な資料を探したりなど、そう言った時の対応はまさに接客だと感じます。

また図書館スタッフはカウンターでそういった接客を行うだけでなく電話でも延長手続きや予約の受付、探している資料の案内、図書館への行き方や図書館に聞きたいことがあればそれに対する回答等を日常的に行っています。

 

上に記したことを総称して図書館では図書館サービスと言い、利用者の方に対して図書館にある資料を利用してもらうために様々なサービスを提供しています。(もちろん図書館サービスはこれだけではありませんが。)

 

サービスという言い方を用いていると考えれば図書館を利用する方々はお客様なのかもしれません。

 ですが、図書館で働き始めた頃はよく悩んだものです。今も「お客様」というワードを用いることには少し違和感を感じています。

例えば、カウンターにて利用者の方の接客を行なっている時に相手のことを呼ばなくてはいけない状況というのが必ず発生するのですが、そういった時に「お客様」とお呼びすることに対して少し違和感を感じていました。

 

サービスを提供する側(スタッフ)と受ける側(お客様)と考えれば、その言葉を用いることに違和感を感じるのはおかしいのかもしれないですが。

 

昔は何か他にいい呼び方はないものかと考えたものです...。個人情報保護の観点からも相手のことを名前でお呼びするということも極力避けたいことですし、

また図書館に来てくださった人たちを利用者と呼ぶのが図書館界隈では普通だと思いますが、対面した時に相手のことを利用者と呼ぶのは明らかにおかしいです。

 

そういったことを考慮すると利用者の方々を「お客様」とお呼びすることが最も適しているのかもしれません。

 

そしてまた話は少し変わりますが、図書館で働きはじめればわかってくることですが、カウンターに立つ図書館スタッフにはそれ相応の接客スキルというのも求められてくるようになります。(「お客様」と呼ぶことがそれに拍車をかけているように感じます。)

 

例えばカウンターにて利用者の対応をする際は、丁寧な言葉遣いを心掛けなければなりませんし(これはまぁ社会人であれば常識やマナーといったものの範疇に入るかと思いますが)、相手がわかりにくい専門用語を極力使わないようにしたり、不愉快になるような言動をしないようにすることなど、言葉選びも大事になってきます。(また図書館を利用してもらえるように図書館スタッフと利用者の信頼関係というのがとても大事になってきますので。)

 

「こういった言葉は使わないようにすること」や「ここではこういった言葉を選びましょう」など、

そういったことも図書館で働いていると上から指導されていきます。(どこの世界でもそれは当たり前なのかもしれませんが)

 

時にはその言葉の選択に対して疑問に思うこともありますが、過去の様々な経験からより最善の言葉選びが形成されていってはいるので、僕も一応は納得をしている形です。

 

僕は過去にコンビニで長い間バイトをしていた経験があるので、少しくらいはサービス業という世界に理解があると自負していますが、図書館においてもコンビニで働いてた時に得た接客スキルがある程度役に立ちますし、そう考えると図書館はサービス業なんだな〜と様々な場面で感じさせられます。

 

「お客様は神様です」といったような形容には、ここ最近甚だ疑問を感じるようになってはきましたが、時にはその言葉をつい使ってしまいたくなるような理不尽な状況になることもありますので、これから図書館で働きたいと思っている方々にはある程度覚悟が必要になってくるかと思いますし、サービス業や接客業のバイトをしていたのであれば、それが活きてくる場面というのが必ずあると思います。

 

 そして最後にもう一つ、理不尽なことというのは行政から図書館業務の一部を委託されている民間企業で働く者であければなおのこと、上(行政)から下(民間企業)への現場の理解不足による理不尽な要求を突きつけられることも多々ありまして、そうしたことがある度、ストレスを抱えなければなりませんし、図書館の仕事とは本来関係ないのでは?と思うようなことも一つの図書館の仕事としてしていかなかればならない現状が図書館にはあります。(民間委託)

 

 

 

 

 

 

 

 

不要になった本は図書館に寄贈することもできますよ

本を買って読まれている方の中には本が多くなってきて部屋のスペースを奪って困っている方もいるのではないでしょうか。

(僕も本屋さんに行ってよく本を買うので、多くなってきたりすると結構どうしようかと悩みますので。)

 

 

そんな時、例えば本を買取してくれる店に行ったり、一気に処分してしまったり...とそういった形を取られる方が多いのではないかなぁと...?

 

あくまで推測ですが。

 

その中にですね、もう一つこの選択肢を是非入れてもらえればと思うのですが...

 

それが図書館への寄贈です。

 

 

あくまで家の中にある本の整理をする上で選択肢の一つとして考えてもらえればと思うのですが、

 

 

図書館では市民の方からの本の寄贈も受け入れています。

 

寄贈してくださった本の取り扱いに関しては図書館毎に異なるので図書館に直接問い合わせしてもらうか、ホームページにも書いていることがありますので、そこを見てもらえると助かります。

 

私が働いている図書館でも本を寄贈してくださる方というのは一定数おりまして、純粋に利用者に提供できる本が増えますので、とてもありがたい気持ちになります。

自分以外の人にも見てもらえたらなと思っているのであれば図書館に寄贈するのもいいのではないかなぁと。

 

ただし寄贈してくれた本を全て図書館に置けるわけではないので注意は必要です...

それは図書館自体に置ける本のスペースというのがそもそも限られているというのもありますし、寄贈してくれた本も置くべきかどうかを検討した上で置いていますので。

 

 

最後に

もしこのブログを見て図書館に寄贈してみようと思った方がいれば、寄贈の受取をさせていただくこともある図書館員としてはほんと気軽な気持ちで寄贈しにきてくださって大丈夫ですので!とお伝えてしておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うっかり返し忘れていた図書館の本があった時に...

今日はツイッターtamaさん( @tamanekosan )という方が下記のようなつぶやきをされていたので、僕もこれに関して一図書館員として実際に図書館を利用されている方や図書館を利用していた方、そしてこれから図書館を利用しようと考えている方に向けて伝えたいと思うことがあったので、ここでいろいろと話をしていきたいと思います。

 

「【定期ポスト】今年も大掃除の季節がやってきました。返し忘れた図書館の本を見つけたら返却してくださいね。年末年始はお休みでも返却ポストに返却できるところもありますので、お近くの図書館を調べてみてください。そーっと返却するチャンスかも。すっきりして新年を迎えましょう!」

 

実際のツイートはこちら↓

https://twitter.com/tamanekosan/status/946355507060551681

 

 

年末年始の休業や本の点検を行うためにお休みするいわゆる蔵書点検といった図書館が長い間お休みをした後に現場では結構あるあるなのですが、長期間返ってこなかった本や行方不明となっていた本がポストに投函されているってことは実際よくあることです。

(この時期にそーっと返してくださる人が一定数いるということですね。)

 

図書館がお休みの次の日にも、返却作業をしていると返ってくることはありますが...特にそれらの日は多い印象がありますかね。(きっと返しやすいのかな...?)

 

 

一図書館員としては長期間お休みをいただいてる間に長いこと借りてしまっていた本を返しやすいのであれば、その時に返してくれるのが嬉しいのですが、一方で他の日に返してもらっても大丈夫ですよという気持ちもあります。

とにかく本が戻ってくることは現場で働く図書館員からするととても嬉しいことです。

 

 

またtamaさんが言われているように、「今さら返しに行くのもな...」なんて思われる方もいるかもしれないですが、そーっとポストに入れてもらって全然構わないです。(その方が返しやすいのであれば是非是非。)

 

その一方で開館中にカウンターにいって返してもらっても構わないですし、閉館後にポストに入れてくださっても勿論大丈夫です。

本を返した後のことが心配になるようであれば、カウンターにいるスタッフに長いことを借りていた本を返し忘れていたと直接伝えてもらったり、本を見つけた時に電話で図書館に相談するというのもありだと思います。

 

どういう対応になるかは実際図書館によって違うかと思うのですが、私としては返してくれたことはとても嬉しいことなので、まずは「ありがとうございます」とお伝えしています。

 

そして長い間借りていた場合、やはり何らかの罰則はどうしても発生するのですが、多くの図書館では貸出を一定期間停止にし、その期間が終わるまで新たな貸出ができないようにすることが多いかなと思います。

 

長いこと本を返し忘れていた上、貸出停止期間が発生して非常に利用しづらい状況になるかとは思うのですが、こちらとしては館内の利用は自由にできるのでしてくださったらと思いますし、停止期間終了後も図書館にきてまた本を借りてほしいというのが正直な気持ちです。

(貸出停止期間等が発生することに対して批判的な気持ちになる方もいるかもしれないですが、やはり他の利用者がその資料を長いこと利用できなくなってしまっていたことを考えてもらえるとありがたいです。)

 

※ただし、長いこと借りていたものを返し忘れた上、その本をなくしてしまったというようなことがあれば、本を弁償しなければいけないというような事態が発生する可能性もありますので本当に注意が必要です。

 

図書館の資料は公共の財産であり、あなただけのものではなく、あくまで図書館から借りているものであるということをお忘れなきように。

 

 

 

本が返却ポストの方に返されていた場合は返却作業が終わった後、利用者に対して何かこちらから連絡するということはしてないので、tamaさんもそういった意味でこの時期に返却するチャンスだよと言っているのだと思います。

(心の中で返ってきたと嬉しくなるくらいですかね)

 

ただこれも図書館によって対応は異なるかと思いますのであくまで一例として受け取ってくださると助かります。

 

 

ちなみに私もツイッターをやっているのでここで宣伝してきます。

@doll_loco

 

 

 

図書館で借りた本を雨水や飲み物で濡らしてしまった時は...

図書館で借りていた本が雨に濡れてしまった、飲み物や食べ物をこぼしてしまって汚れてしまった等、借りた本とはいえ家に持ち帰って読むことになりますので、そういったことがあやまって起こってしまうということはなきにしもあらずかと思います。

 

というか公共図書館で働いていますとたまにありますので、そういったことが起きた際の注意事項や心構えなど一図書館員としていろいろお伝えできることをここでお伝えしていこうかと。

 

*あくまで一図書館で働く一図書館員の意見ですので、どこの図書館も同じ対応で行なっているのかと言われれば、「そうです。」とは言えませんので、万が一本を濡らしてしまった場合は直接本を借りた図書館に問い合わせしていただきますようお願い致します。

 

 

まずは雨水で濡れてしまった本について

私が働いてる図書館でちょくちょくあるのは雨の日に本を返しにきて濡れてしまうといったことです。
返却予定日が今日までだったから、返せる日が今日しかなかったから等、いろいろな理由はあるかと思うのですが、あくまで図書館から「貸出」をしている本などで濡らさずに持ってきてもらえるのが一番助かります。

 

 

鞄の中に入れていても濡れてしまっているケースもありますので、そういった場合は雨の水が鞄の中に入ってしまうようなもの等は極力避けるか、あるいは水を通さないようなビニール袋で保護しておくかで雨水から守ってもらえるようにしてもらえると嬉しいです。

 

手提げバッグ等はかなり危険かと思いますのでご注意を

 

 

雨の日は避けるということも...

あるいは雨の日には持っていくのをやめるというのも手だと思います。

図書館に電話すれば本の延長ができるかもしれませんし、あるいは今日は雨が降っているので持っていくのが難しいと事情を伝えてくだされば理解してくれると思います。


うちのところでは「そうですよね。それでしたら返せそうな日にまた...」というような形でお願いをしています。
*返却期限を守ろうとしてくださる行為自体はとてもありがたいことですし嬉しいことです。

 

 

 

お家で飲み物をこぼして本がぬれてしまった時は...

図書館が開館中ならすぐに図書館の方にその旨伝えてください。(電話でOKなので)
そしてすぐに持っていけそうであれば、図書館に持っていくのが一番かと思います。

 

 

図書館には水に濡れてもできる限り元の状態を保てるようにする専用の機器(プレス機)がありまして、まず水抜き作業のために一枚一枚本の間に紙を挟んで、なるべく本が変形して読みにくくならないようにプレスをかける方法があります。(イメージとしては本の形が歪まないように重いものを上から乗せる感じです。)

 

*というのも水に濡れたままほっておくと本が乾いた時には形が元の状態からかなり歪んでしまっていて読みにくい状態となり、次に読みたいと思われている方に提供するのが難しくなってしまうのです。

 

もしも他の方に提供するのは難しいだろうと判断された場合、図書館によっては弁償になることもありますので、あくまで図書館から借りている本であるということを忘れずにできる限り大切に扱っていただけると幸いです。

 

ただこちらもできる限りの努力をして水抜き作業をしますのですぐに伝えていただければ幸いです。

 

 

閉館時間や休館日に濡らしてしまったら...。(ただし休館日の場合は電話での問い合わせのみ受付してる場合もあります。)


あまりオススメするべきではないかもしれないですが...濡れているページの箇所に1枚1枚丁寧に紙を挟んでいき、挟んだ後は重いものを上から載せて本が広がないようにする。というのが一つの方法です。

 

 あるいはもう一つの方法として(自分でやるよりはこっちの方がいいと思います)、そこが市立の図書館であれば、開館中である他の市立運営の図書館に問い合わせするというのも手だと思います。


というのも通常一つの市にはいくつかの図書館がわかれて設置されてることが多く、そうした図書館は同じ組織(市)の元で運営されていることがほとんどだからです。

 

市内で一枚図書館カードを作れば他の市内にある図書館も利用が可能となるように、問い合わせも可能だと思います。
(言い方は悪いですが基本的に公共図書館というのは本を借りる際には図書館カードがいりますが、館内で本を読むだけならどなたでも入館OKですし、利用可能です。)

 

 

 

というような感じで長くなってしまいましたが、万が一本を濡らしてしまった時の対処法についてお伝えさせていただきました。
少しでも参考になれば幸いです。

 

あやまって本を濡らしてしまったということは公共図書館で働いていればよく見かけることです。ですので、万が一濡らしてしまっても事情を伝えていただいて、図書館の利用を変わらず続けてもらえるとうれしいです。


場合によっては弁償になってしまうこともあると思います。できる限りわたしも極力それは避けたいと思っていることですが、公共図書館の資料は市民の財産でもありますので、それをお願いせざるを得ない時もあります。


ですがすぐに用意してくださいといった要求はしないと思いますし、これが原因で図書館の利用をやめてしまったら...という風にも思っていますので。

その辺りのこともご理解くださると幸いかと。

 

 

(こちらには事情を一切伝えてくれず返却ポストに返される方もいます...。とても悲しいことですが...)

図書館のサービス内容について知りたい時は図書館員に聞いてみよう

公共図書館をよく利用されてる方ならある程度理解されてることだとは思うのですが、公共図書館ではその図書館にある資料はもちろんのこと、その図書館に置いてない資料も含め、様々な資料を利用してもらえるように利用者の利便性を考慮していろいろなサービスを無料で展開しています。


それも全ての人々に図書館にある情報・知識の詰まったさまざまな資料を利用してもらうためであります。
(資料は利用されてこそ価値があると私は思っています。)

 

それに利用されたい、読まれたいと思っている資料もたくさんいるのではないかと。

 

図書館では本を読むところ、本を借りて帰るところというのが一般的な認識かとは思うのですが、他にもいろいろなことに取り組んでいまして、図書館員は利用者とさまざまな資料がつながる機会を増やそうと日々励んでいます。

 

 

しかし図書館員(人)から利用者に対して図書館で行なわれている全てのサービスについてお伝えすることはとても難しく、例えば初めての人に図書館カードを発行した際などには基本的な利用方法をお伝えするのですが、全てのサービスについてそこで話ができるわけではありません。

 

これは本当に多くのサービスを実施しているからであり、初めての方に一度にたくさんの情報を伝えても戸惑ってしまうというのもありますし、たくさん利用者がいた場合なんかには時間がかかりすぎてしまってカウンターが大変なことになってしまう...というのもあります。

 

なので初めての方には本当に基本的な利用方法について最低限お伝することがほとんどです。(全ての図書館がそうであるとは限りませんし、館によっては工夫されてるところもあると思います。)

 

私も日々、初めてこられた方に案内ができる唯一と言っても過言ではない機会ですので、何を伝え、何を伝えないかを考える日々です。

 

もちろん利用者が困っていそうな時や利用者から聞かれた時など利用サービスについて話せる機会が全くないわけではありません。


それに図書館の案内パンフレットや、図書館のHP、チラシ、ポスターなどでサービス内容について確認できる場所はたくさんあります。

 

 

ですが、いろいろなサービスを実施しているが故にそれだけ情報量が多くなってしまい、利用者自身が本当に求めているサービスにたどり着けなくなってしまっているということもあるのではないかと思います。

 

 

ですので、一図書館員としてどうすればその辺りのことをより改善していけるのかということも課題として常にあるのですが、

 

利用される方にも是非自発的に動いていただいて、図書館サービスについて図書館員に確認してもらえたらなと思うのです。
図書館員への聞きづらさというのもあるとは思うのですが、基本的にはどんな形でどんなことを聞かれたとしても応えてくれると思います。万が一図書館サービスの範囲外であれば範囲外であるということをお伝えし、お断りする形になるとは思うのですが、それによってどこまでなら図書館は応えてくれるのだろうというサービス内容の理解を深める機会になると思いますので。

 

 

いろいろ自分で図書館で行われているサービスについて調べてみるのもいいと思います。

ですが手間もそれなりに掛かりますし、時間のかかる作業になる可能性もありますので、時間節約のためという意味でも聞いてくださればと思います。

 

利用される方の時間節減も図書館員としての使命の一つですので。