とある図書館司書見習いのブログ

図書館情報学や図書館のあれこれについて語る。

最近話題のクラウドファンディングについてあれこれ

みなさんこんにちは、ロコです。

 

最近風邪をやらかしまして、絶賛絶不調でございます。

頭がぼーっ。

 

僕の最近の風邪の兆候はびっくりするくらいのくしゃみを四六時中連発し出すことです。

 

鼻もぐじゅぐじゅ言い出して、くしゃみしすぎて頭がぼーっとなり出し、あっやばいなこれってなります。

 

次の日になるとあぁ風邪や、そんで風邪独特の臭いする。ってなります。

なんか風邪の時って独特の臭いしません?鼻になんかこれ風邪の時のやつっていう感覚ありません?

 

...

 

 

関係ない話をしてしまいましたが、最近私地味にクラウドファンディングアプリに手をつけ始めまして

 

それが polcaっていうやつなんですけれども

 

とても簡単に資金を募ることができるので、まぁこれだけ簡単ならちょこっと試しにやってみようかなと。

実際のところ、私自身には少しも資金がきておりませんが笑(本気でやってないのできたらきたらで困りそうです←)

 

 

んで最近話題のクラウドファンディングなんですが、批判もあるみたいなんですけれども、個人的にはとてもいい資金集めの方法だと思っております。

それが例えどのような使われ方をされたとしてもです。

 

少しかじった程度の知識ですので誤りはあるかと思うのですが、まずクラウドファンディングというのはたくさんの人が利用し、閲覧しているインターネットを活用して、自身の例えばやりたいことをやるために必要な資金を人々から募ることかなと思います。そして基本的にはそのしたいことに賛同した人から資金を募ることになるかと思います。

 

自分のやりたいことにいくらかのお金が必要になってきた場合、例えば貯金やあるいは借金をしてすることも勿論できますが、もう一つの方法としてクラウドファンディングを活用するのもありなのかなと。

 

貯金は費用が大きければ大きいほど実現可能性が低くなりますし、借金は自分の家計をダイレクトに苦しめることになるのでなかなか難しいと思います。また外部に働きかける(例えば募金や企業から投資してもらう等)方法もあるとは思うのですが、それよりはクラウドファンディングのがずっと簡単に資金集めをすることが可能なのではないかと思いました。

 

 

クラウドファンディングというのは資金を提供してくれる方々からのなぜお金を集めるのか?ということに対しての賛同がなければ集まらないと思いますし、またお金を集める以上は提供してくれた方々に対してなんらかの形で還元されるのが普通なのではないかと思います。要するに資金提供者への利益やメリットもあって初めてクラウドファンディングの形になるのかなと。

 

しかし必ずしも資金提供者に対して利益やメリットが一切なかったとしても提供者が賛同し資金を提供することを決めたのであれば、それもまたよいのではないかなと個人的には感じております。(最近のクラウドファンディング批判はこの辺に対してのものが多いのではないか?っていう印象を受けました。中傷的な言葉を使ったりなどして批判する人も多いです。)

 

資金を賛同者から募って自分の目標を達成する。実現したかったことを実現する。

実現できたことに賛同者たちは喜ぶ。

それもまたクラウドファンディングの一つの形かと。

 

 

言葉を言い換えて悪く表現したり、良く表現したりすることなどは結構簡単にできてしまうことだと思っており、クラウドファンディング批判もその一種で、クラウドファンディングによる資金調達にはいろいろな形があっていいのではというのが個人的な見解であります。

 

 

芸能人による個展開催のためにクラウドファンディングで資金を調達する。アイドルが自身のDVD製作のために資金を調達する。

 

妊娠費用を賄うために資金を調達する、等。

 

いろいろな形があって良いと思います。

 

自身の生活のためにクラウドファンディングを利用している方もいるようですが...、個人的にはそれも別に悪くないことだと思います。

 

本来のクラウドファンディングの目的からはやはり逸れてしまっているのでしょうが...。

 

妊娠費用を賄うためにクラウドファンディングを利用してたことが批判されたこともありました。

その時にそんなことをするよりも行政や公的機関が援助をしてくれるのでまずはそれを利用しましょうというような意見がありました。

たしかにと思いました。

 

そのような意見というか援助を受けられる具体的な方法・情報もまたクラウドファンディングのように必要な人に募ればと思いました。

 

 

 

 

 

 

2019年秋開館予定の新和歌山市民図書館の指定管理者に「CCC」が選ばれた。

2019年秋開館予定の新和歌山市民図書館の指定管理者に応募していたツタヤで有名なCCCと図書館業界の重鎮TRC。

ツタヤで有名なCCCが選ばれたとニュースになっていましたね。

新和歌山市民図書館の運営はCCCがすることになるわけです。

参照記事はこちら↓

和歌山市駅に直結、「ツタヤ図書館」開館へ 最大規模:朝日新聞デジタル

https://t.co/BJBliCkdPW

 

 

どちらが運営するにしても興味のない話という方は多いかと思いますが、CCCによる図書館運営は何かと図書館業界からは批判が多いのです。

 

館内のお洒落な雰囲気を演出するためだけに高いところに設置された誰も届かないようなダミー本の数々とCCC独自の分類法など...あとは中古本を大量購入していたなんていうニュースもありましたね...。

 

ダミー本やCCC独自の分類法(恐らくツタヤでの経験を活かしてのことだと思いますが)に関しては僕はまだ実物を見たことないので正直なところ批判する気にはなれません。

 

"誰も届かないところに設置された明らかに閲覧を目的として置かれてない"ダミー本に関しては蔦屋書店の方で見かけたりはしていたので、こんなこと言うと批判の的になってしまうのでしょうが...そうした演出も一概に悪いとは言い切れないというのが僕の意見です。

 

批判は正論が多いのでこんなこと言うと震えてしまいますが...

 

 

あと、CCC独自の分類法も利用者目線で考えた時それは以前よりも不便なものなのかどうか?で判断されるべきと思います。

多くの図書館で利用されている日本十進分類法が長い歴史もあってすごいことは理解していますが。

 

 

今回に限らずCCCが公共図書館の運営する権利を得た時、いつもいろんな意味で人々を驚かせていて話題に上りますが、個人的にはそうした人々をあっと驚かせるような、あるいは話題に上るようなこれまでになかった図書館を活用してのチャレンジというのは見ていて面白いというのが正直な意見です。

 

これまでの図書館にあった既存の枠組みを越えて、ルールにとらわれない独自の取り組みといいますか、CCCは間違いなくいい意味でも悪い意味でも公共図書館に変革をもたらしてくれるのではないかとそんな気がしています。

 

ただでさえCCCはツタヤとしての認知度が高く、また人々のツタヤに対するイメージも悪くないと思います。最近はお洒落で清潔感のある蔦屋書店のイメージもあって、図書館もあんな風になれば行ってみようという気になる人もたくさんいるんじゃないかと。

 

図書館は地味なところも多いですからね。こんなこというと怒られそうですが笑

 

ただまぁお洒落にしてしまって利用者数は増えても利用者層に隔たりができてしまったら、それは明らかに公共図書館としてあるまじき姿ではあると思いますが

公共の場所ですので、老若男女問わず利用されるのが理想ですし、障がいをもつ方や海外の人も利用可能な場所でなくてはいけません。

 

 

 地域の活性化に図書館を活用する試みとして今回CCCを選んだことは正解だと思います。(利用者数を増やしたという実績もありそうですし。)

 

たださきほどのことや長期的な視点で観た時、持続的な運営が可能か?や一時的なブームで終わることなく利用者が果たして継続的に利用してくれるのか?そこは少し心配になります。

 

図書館を利用する人がいなくなってしまったら図書館の価値はないに等しいと思いますからね。

 

 

 

映画をひとりで観ても哀しくならないテクについて考える。

映画をひとりで観ても哀しくならないテクとは?〜独女時間の正しい過ごし方〜
https://t.co/GB5pMJyWOv

 

今回はこちらの記事を読んで僕もインスピレーションを受け、一映画好きとして、またよく一人で映画館に出かける身として、テクニックなのかわからないけれど「一人映画」の面白さについて語りたいと思う。

 

僕も今思えばだが、初めて一人で映画館に行ったときはとても緊張したものである。今となっては面白そうな映画が上映開始されるとオンラインですぐにチケットを購入し、休みの日に映画を観に行くのが日常となってしまったが。

 

 

はじめて映画館を観に行くならこの方が提示しているいくつかの方法も悪くはない

 

今となっては映画館に一人でも平気でいける身なので、この記事に書いてある上映開始時刻より遅れて入場したり、エンドロールを最後まで見ずに途中退場するなんてもったいない!などと思ってしまうが、はじめて一人で映画館に行ってみようと思う方や、行ってみたい気持ちはあるけれど一人だと緊張すると思っている方にはこれらのテクニックも一つの方法として良いのではないだろうか。

 

 

映画館というのは必ずしも最初から最後までいる必要はない。

 

確かに映画館で映画を見るのは、DVDやブルーレイなどで映画を見るよりも贅沢なことで、それだけのお金を払っているのにもかかわらず最初から最後まで見ないのはもったないという気持ちもわかる。

 

 

しかし映画館というのは途中で退場してはいけないわけではないし、また時間に遅れてしまったからといって入場できないわけでもない。(映画館によっては開始時刻から遅れすぎた場合の入場お断りもあるかもしれないが)

 

それにどうしても途中でトイレに行きたくなったり、気分が悪くなってしまって帰りたくなってしまうこともあるかと思う。そういったときは一度退場しても構わないと思うし、僕もどうしてもトイレに行きたくなったときは当然周りに気を遣いながらだが、一度退場して、再入場することもある。

 

 

なので映画館に一人で行ったときは気楽な気持ちで楽しんでいただければと僕個人としては思うのである。

 

映画館で鑑賞する場合、本編だけではなく予告やエンドロールそしてエンドロール後のおまけも含めて1つの映画と僕は思っているので、全部見てほしいなという思いも当然あるが、本編だけでいいと思う方もいるだろうし、エンドロールまで見てられないという方は退場しても良いと思う。

というかまぁエンドロールが流れ出したら何人か帰り始める人がいるのは映画館ではわりとふつうのことではないかと。

 

 

あと最後にこの記事では3D映画をお勧めしていたのだが、もう一つひとりで鑑賞するのにおすすめのものがある。

 

それがIMAX映画だ!IMAXにも3D眼鏡が必要なIMAX3Dと眼鏡が不要な2D と二つのタイプがあるのだが、どちらも映像と音の迫力が凄まじく、没入感がはんぱない。

 

スクリーンは通常のサイズよりも大きくて視線がほぼ全て映画になってしまうし(言い過ぎかも)、音の迫力もすごいので周りの音なんか掻き消してしまう。

臨場感もやばい!

 

3Dになるとこれがさらにすごいことになる。メガネをかけているのでより周りのことなど気にならなくなるしね。

 

 

それとIMAXを体験した方に是非行ってほしい映画館があるのだが、それが大阪府にある109シネマズ大阪エキスポシティである。

IMAX次世代レーザーと呼ばれるIMAXの進化系?みたいなのがその映画館にはあって、スクリーンは日本一大きいらしく、というか僕も実際体験しに行ったことがあるのだが、スクリーンの大きさにまず度肝を抜かれ(めちゃ大きい!ってなる)、今までで1番と言っても過言ではないくらい最高の体験をすることができた!

 

映画はもはや鑑賞の時代から映画を体感する時代へと移行しているのである!

 

すごいよほんと!おすすめ!

 

 

図書館指定管理者制度導入で経費節減サービス向上謳うはいいけれど...

新しく和歌山市駅に建築が予定されている新和歌山市民図書館ですが、結局そこも指定管理者制度が導入されるのかと思うと少し残念というか悲しいかなと思います。

 

新しくできる図書館、話題に上る図書館というのはほぼほぼ民間企業への委託あるいは委託の検討がなされているような気がします。私自身反対派ではありますが、もはやこの図書館の流れを変えることはできないのかなと諦めムード。

 

実際、指定管理者制度導入で新しく生まれ変わった図書館の多くはニュースを追いかける限り、見た目もお洒落で素敵なところが多く、一度は行ってみたいと感じますし、インスタ映えですし(!)、一つの観光スポットにもなってしまいそうなそういうところな気がします。

カフェも併設されるのがもはや当たり前になりつつあるので、本を読んだ後にもゆったりコーヒーを飲んでくつろげそうです。

 

館内の設備自体も一新されていると思いますし、例えば自動貸出返却機の導入なんかもされていることでしょう。(この辺の新しい機器に関してはほんと図書館員利用者双方にとって利便性が向上していると感じるのでありがたいです。)

 

ただなんというか...お洒落な雰囲気にして、新しい機器の導入で利便性をはかってと図書館を利用したいと思わせるような話題作りになってはいると思うのですが、それだけ図書館に予算を投入できるなら実際そこで働く図書館員の待遇ももっと良くなっていいのではないか?という不満があります...

 

経費削減(人件費削減)と住民サービスの向上...たしかに指定管理者制度導入の目的に適っているわけですが。

 

図書館サービスが今までよりも向上しそうに見えるので、指定管理者制度導入に対して反対する意見もあまり出てこなさそうですし(まぁそもそも多くの人は図書館のニュースにあまり関心を持たれていないと思いますが)。

 

行政は指定管理者制度の導入で住民たちにはより良いサービスを提供しますよと謳いつつ経費削減(人件費の削減)を巧く進めていきたいのかなと今の図書館業界の動向がそんな風に見えてきました。

 

自動貸出機なんかの導入でカウンターにいるスタッフ数を減らす等は致し方ないことだと思いますし、むしろ減らせる状況になったのであれば減らしていってもいいと思うのですが、住民サービスの向上を最終的に握っているのは図書館員だと個人的には思っています。

 

利用者がコンピュータでの資料検索の方法がわからない時にお手伝いできるのは図書館員だと思いますし、館内のどこに探している本があるのかわからないという方に案内ができるのも図書館の資料に日々触れている図書館員だと思います。

また探している資料が明確ではなく曖昧であっても一緒に探して、利用者が本当に求めている資料を見つけ出すのも図書館員のできることだと思います。

 

 

人件費の削減は給与そのものを減らすこと、図書館で働くスタッフを減らすことの二つがあります。

給与に関しては図書館員の多くが月20万にも満たない給料で働いてると思いますし、しかも正規で雇用してくれるところが少なくなっていますので不安定な状況で働いてる人も多いと思います。

そんな状況ですと一人暮らしであればどうにかやりくりしていくことも難しくないかもしれないですが、結婚や出産といった幸せなことが訪れた時、お金のやりくりに相当苦しむことになると感じます...。

 

次にスタッフを減らすことによる人件費の削減に関してですが減らしすぎは危険だと感じます。

例えばほんとに図書館業務をまわすことのできる最低限の人数で業務をやりくりし、一人でも病欠かなにかの理由で抜けると他のスタッフが大変なことになってしまう状況などです。

 

風邪やインフルエンザ等の急病でスタッフに欠員が発生することはたまにあることだと思いますし(というかあることと想定した上でスタッフ数の下限を決めるのが基本であってほしいと思います)。

 

そういった時に最低限の人数でやりくりしているとその補充をすることもできないので、他のスタッフが抜けた分の埋め合わせをすることになり、その分の負担がもろにきてしまいます。他のスタッフもとても辛いですし、休んでしまったスタッフも苦しい思いをしてしまいます。持続的に業務を続けていくにはやはり余裕のあるスタッフの数が必要だと個人的には感じます。

 

また最低限の人数でのやりくりは、基本的な図書館業務で多忙になってしまうので、利用者への対応がおごそかになってしまう可能性があることです。ここは住民サービスの向上を目的とするならより大事な部分であると思います。

 

毎日すべき図書館業務というのは決まっていて、図書館業務だけで忙しくなる時とむしろ余裕ができる時と日によって異なるのですが、最低限の人数でやってしまっていると図書館業務が多忙になってしまった時、利用者対応への時間がさけなくなってしまいます。

 

利用者対応も日によって異なり、多くの人が尋ねにくる日もありますし、全然尋ねられることがなかったという日もあります。

 

そうした予測不可能性にしっかり対処できるよう、尋ねられれば余裕を持って資料探しのお手伝いができるような状況にしておくのも大事なのではないでしょうか。

 

ただしこれは悪いことばかりでもありません。最低限の人数でやりくりするのでそれだけ業務の効率化を迫られます。なので業務の効率化にはつながると感じます。(効率化は人員配置の仕方を上手くすることでも可能なのではないかと思います。)

 

というわけで人件費にはもっと予算を投入してほしいです。人的資源への予算投入で図書館サービスのさらなる向上にもつながると思いますので。

 

 

 

新和歌山市民図書館の指定管理者制度導入について

http://www.yomiuri.co.jp/local/wakayama/news/20171124-OYTNT50430.html

 

こちらのニュースから。
和歌山市が新しく和歌山市駅に建てる予定の和歌山市民図書館ですが、どうやら指定管理者制度を導入するようですね。(行政が民間の企業に図書館の運営を委託する制度)

その指定管理者として応募してきたのが、TSUTAYAで名の知れるCCCと図書館業界で知らぬ者はいないといっても過言ではないTRC。
一般的にはCCCの方が有名ですね。TRCは僕も図書館業界に身を置きはじめて初めて知りましたからね。(まぁ図書館流通センターというくらいなのでそれはそうなのかもしれません。)

 

このニュースについてこれから私が思ったことを話そうと思うのですが本題へ入る前に

私個人のスタンスとしては公共図書館に(一部の業務を民間に委託することを含め)指定管理者制度といったものには反対です。

 

そもそも民間企業へなぜ公的機関の運営を委託するのかその名目は民間企業が持つ能力の活用による公的機関運営における経費の削減(効率化)と住民サービスの向上と言われております。

あくまで参考として大阪市指定管理者制度に関する説明が簡単でわかりやすいかと↓
http://www.city.osaka.lg.jp/keiyakukanzai/page/0000162085.html

 

話が少し逸れましたが、私が和歌山市に新しく誕生する公共図書館に期待することは
図書館がより多くの住民に利用してもらえるようになることです。

 

駅近に誕生するということで大変便利だと思いますし、CCCにしてもTRCにしてもさまざまな取組とカフェや書店等の併設もするということですので、図書館に興味のなかった若者も取り込むことが期待できるかと思います。

 

地域によっては図書館が辺鄙なところにあるため行きづらかったり周りに何もないので図書館以外に行くところがないと、その近くに住んでいる住民にとっては便利かもしれないですがそれ以外の多くの住民にとっては行くメリットが少なく感じられることも多かったと思います。(今もそういう図書館は存在しますが...というよりたぶんそちらが今も大多数ですよね)

 

老後の余暇や休日等を図書館でゆったり読書をして過ごすという方もおられると思いますが、例えば仕事帰りにだとか、学校帰りに本を読んで帰りたい、あるいは本を借りて帰りたいという方もいると思いますので、より一層そういった方々の利用を増やすことができるのではないかと思います。後、近くに買い物できる場所があれば、買い物のついでにとかショッピングのついでにという形で図書館以外の目的で訪れた人も行きやすいですよね。

 

少し不安なのは今まで利用してた層の人たちが離れていかないか?ということです。カフェや書店併設によって今時の若者向きな図書館に変わることでそれまでに利用していた人たちがこなくなってしまうのは悲しいことです。

そこで働く図書館員さんにはこれまできてた人たちにもまた安心して来てもらえるような取組と新しい利用者層を増やしていく、そして継続して利用してもらえるようにする努力をしていってほしいなと感じています。

 

 

図書館に民間企業が参入することで図書館がこれまでとは全く違ったものになるんじゃないかとか、話題作りや利用者をとりあえず増やすことだけに目がいって、そもそもの基本的な図書館の機能である本の貸出や利用者のレファレンス(簡単に言うと利用者が知りたいこと、疑問などを図書館員が利用者と共にお調べするサービス)がおごそかになるのではないかという不安もあるようですが、どんな民間企業が参入しようとそこで働くのは司書資格(図書館で働くために必要な資格)を持った図書館員であるので心配はないと私は信じたいです。

もし間違った方向に進んでいったらその図書館で雇用される者としてである前に司書資格を持つ一図書館員として必ず批判してほしいですね。

 

 

 

ちなみに図書館にある多くの資料を活用して様々な取組を行うことで読書とはまた異なった情報・知識と利用者のつながりをつくるのも図書館の一つの機能ではあります。読書や貸出意外にも図書館にある資料の活用方法はたくさんありますので。

 

最後に一図書館員として不安なのはそこで働くことになる図書館員の人たちです。こういったニュースは利用する側の目線で語られることが多いですが、実際に働く図書館員のことも議論され考えてくれるようになるとありがたいです。とてもじゃないけど満足に暮らすことのできる給与をいただけてないのが、大半の図書館員の現状だと思います。しかも正規雇用として雇ってくれることも少なく、大半が非正規雇用という不安定な雇用です。

 

各々の事情により非正規で働くことを望む方々をいますが、それ以上に満足のいく暮らしができる、正規で不安なく働くことができることを望む図書館員がいるのも事実です。

 

是非こうした現状にも目を向けてくださるとありがたいです。

有料会員しか見られないネット記事について思うこと

みなさんこんにちは、ロコ茶です。
私はネットニュース等はたいていツイッターを使って確認することが多いのですが、たまに全文が読めない記事、全文を読むためには有料で会員登録しなきゃいけない記事に出くわすことがあります。

 

(ツイッターで自分の興味のある情報を発信してくれる人をフォローしておくと、タイムラインには興味のあるニュースが比較的多く流れてくるようになり、その辺りが便利だと感じてツイッターを利用しています。)

 

ツイッターはまた短文でのつぶやきが基本なので、興味のある情報に関して、記事の見出しのような感覚で見ることができるのも便利だと感じています。

 

 

さてここから本題に入りたいと思いますが、たまに気になるニュースをツイートしてる方がいて、URLを一緒に貼付してくれてる場合なんかは全文も読んでみようとチェックをしにいくのですが、全文を読むことができない記事に出くわすことがあります。

 

そういった時に有料会員の登録が必要になると個人的にはモヤっと感じてしまいます。

 

それに興味深く最初から記事を追っていたのに途中で記事が読めなくなってしまっているというのは単純に残念だなぁという気持ちにもなります。

 

 

なぜ有料会員の登録が必要だった場合にモヤっと感じてしまうのかというと、

それは有料会員以外の人に対して情報のシャットダウンを行なっているように感じるからです。(シャットダウンという言葉はきつすぎるかもしれません)

 

またそうした気持ちになってしまうのは僕が一図書館員として情報・知識と人々の間を取り持つ者として、人々がさまざまな情報へ自由にアクセスできる権利というのを重視しているからかもしれません。

 

 

情報や知識というのは基本的にやはりお金がなければ手に入らないものであり、例えば本や雑誌、新聞等に載っている情報を閲覧するためには基本的にそれを購入する必要がありますし、テレビやインターネットから得られる情報もテレビを購入する必要があること、インターネットに関してもパソコン及びネットワーク環境が必要になってくるかと思います。

 

そうした時にたとえ貧しくてもお金を払わずにさまざまな情報や知識にアクセスできる場所があるというのはとても大事なことだと思うのです。

 

インターネット上には無料で見られる情報もたくさんあります。それを見ればよいと言われればたしかにそうだという気もしますし、現状はそれで一人一人に必要な情報が届きそうなのですが、

やはり今回のように将来も有料会員限定の記事が増えていき、情報へのアクセスが次々から次へと制限されていった時のことを思うと少し怖いなと思いました。

 

重要な記事は無料で見られるようにしておき、それ以外は有料にするというような形でネットが進んでいけばいいといった意見もありそうですが、そうした誰かの価値判断によって有料と無料の記事が選別されていくのも怖いです。

 

 

これからの図書館はそうしたネット上の情報についても人々が自由にアクセスできるよう努力しはじめています。そうしたものは情報提供している企業との契約が必要となりますので、予算の都合もあり、全てのネット情報を届けることは難しいですが、これからより人々のためにネットにある情報も届けられるようになればなと思います。

 

一部の記事を有料会員限定にするというのはビジネスの上では仕方ない面もある気がします。
利益がでなければそもそも情報の作り手がいなくなってしまいますので。そうした面を考慮しますと全否定することはできません。

 

旅行へ行く前に図書館で情報収集を

みなさん、こんにちは。ロコ茶です。
今回は旅行観光用のガイドブックも図書館には豊富に置いてあることをお伝えしたくここに書いて行こうかと思っております。

 

旅行へ行く前に皆さんはどのようにして行くところを決めていますでしょうか?
例えばですが、本屋さんで旅行観光用のガイドブックを立ち読みしたり、あるいは実際に購入する。それかインターネット等を使って事前に旅行先がどんなところか、どこへ行こうかと調べておられるのではないでしょうか?
その中に今後是非図書館も含めていただけたらなと。

 

図書館にはですが、旅行観光用のガイドブックというのも豊富に置いてありまして、国内旅行だけでなく海外旅行のガイドブックもたくさんございます。
また図書館の1つの機能として「資料を保存する」という観点から出版年の新しいものだけではなく比較的古いものも閲覧することができるのです。


例えば国内旅行なんかでも関東に行かれるとしたら様々な出版社から出されているガイドブックを見ることが可能ですし、同じ出版社でも出版年の古いものと新しいものを見比べることが可能です。

 

出版社によって旅行先の特集のされ方というのは異なると思いますし、この本ではいい場所が見つからなかったけど、こっちの本では行ってみたいところが見つかったということも出てくると思います。
いろいろな旅行観光用のガイドブックを館内で椅子に座ってゆったり見比べることができますので、旅行の計画もよりいいものにできるのではないかと。

 

公共図書館によっては無料で一定時間かりることのできる会議室などもありますので、友だちとしゃべりながら探したいのではあればそれらを利用するのもよいかと思います。また図書館の資料というのは基本的に貸出可能なので、持って帰って見比べることもできます。(それに恐らくですが一度に10冊以上借りて帰ることのできる図書館というのは多いと思いますので数に関してもご心配なく)

 

 

注意してほしいのは旅行観光用のガイドブックの出版年の新しいものは基本的に人気がありますので他の方が借りていたり、予約がたくさんついている可能性が高いことです。

また借りた本を旅行先に持っていって万が一紛失してしまった場合、弁償していただく可能性もありますので、もし旅行先へ持って行くのなら注意が必要です。図書館の資料はあなただけのものではなく皆のものであり、共有の財産ですので。

 

 

もしこれを機に図書館に行ってみようと思われた方は是非一度最寄りの図書館のHPにいっていただいて、本の貸出に図書館カードを作る必要がありますので、それを作るために必要なものや条件を見ておくこと、観光ガイドブックがおいてあるかどうか念のため検索してから行かれた方が良いと思います。(電話で問い合わせするのもありです。)

 

また図書館で資料を検索すると貸出状況や予約状況もたいてい見ることができますのでそれもチェックしておくと良いかと思います。

 

自分でなかなか調べられないという方は是非図書館員に聞いてみてください。旅行先のガイドブックを探していると聞いてくだされば一緒に資料を探すのをお手伝い致します。それもまた図書館員の仕事の一つですので。

 

このあたりのガイドブックはないですか?ってな感じでほんとに気軽に聞いてくだされば一緒にお探し致します。

出版年など新しいものがいいのであればそれも探してもらう時に伝えておいた方が良いかと思います。

 

 

後、万が一棚に見たい本がなくても諦めないでくださいね。貸出中であったり、他の図書館から取寄することもできるかもしれないので。