とある図書館司書見習いのブログ

図書館情報学や図書館のあれこれについて語る。

図書館の本に線は引いちゃだめですよ...?

公共図書館で働いてると借りた本に鉛筆で線を引いてらっしゃる方がいます。

 

図書の返却時に発覚することが多く、借りた方が「落書きされてるよ」と教えてくださって発覚することが大半です。(わざわざ教えてくださる方には感謝です。)

 

さすがにボールペンで線を引かれてる方はいないのですが、鉛筆だとしても公共の資料に線引いちゃだめですからね...?あなたのものではないのですから。

私物化は禁物です。

 

ただまぁ線引く気持ちもわからなくもないと教科書の線を引いて勉強してきた自分は少し思います。

 

線を引きながら本を読むとより理解が進むのように感じるというんですかね。

 

共感はしますけれど、線引かれてた場合わざわざ消してますからね。こちらで。

全ページ線引かれてないか確認して、全部消し終わったらまた棚に戻すという感じです。

 

力強く線を引くと跡が残ることを気にしてか、弱ーい力で線を引いてらっしゃる方もいます。(ちょっと本のことを思ってのことなのでしょうか...)

それでも傷むとは思うのでやっぱりだめですよ(*´-`)

 

ボールペンは消えないのでもってのほかですね。

 

 

まぁ一個一個線を消してると様々な思想というか考え方が少しばかり見えてくるのでおもしろいといえばその作業も面白いですが。

 

でも次にその本を取った人が落書きされた本を借りた場合、気になってしまいますし、不安になってしまいます。次の人が安心して読めるようなバトンを渡してあげてください。

図書館員からのお願いです。

 

 

本に様々な人の考えや思想が書き加えられて新しい本ができあがる姿も興味深いものはありますけれど。