とある図書館司書見習いのブログ

図書館情報学や図書館のあれこれについて語る。

うっかり返し忘れていた図書館の本があった時に...

今日はツイッターtamaさん( @tamanekosan )という方が下記のようなつぶやきをされていたので、僕もこれに関して一図書館員として実際に図書館を利用されている方や図書館を利用していた方、そしてこれから図書館を利用しようと考えている方に向けて伝えたいと思うことがあったので、ここでいろいろと話をしていきたいと思います。

 

「【定期ポスト】今年も大掃除の季節がやってきました。返し忘れた図書館の本を見つけたら返却してくださいね。年末年始はお休みでも返却ポストに返却できるところもありますので、お近くの図書館を調べてみてください。そーっと返却するチャンスかも。すっきりして新年を迎えましょう!」

 

実際のツイートはこちら↓

https://twitter.com/tamanekosan/status/946355507060551681

 

 

年末年始の休業や本の点検を行うためにお休みするいわゆる蔵書点検といった図書館が長い間お休みをした後に現場では結構あるあるなのですが、長期間返ってこなかった本や行方不明となっていた本がポストに投函されているってことは実際よくあることです。

(この時期にそーっと返してくださる人が一定数いるということですね。)

 

図書館がお休みの次の日にも、返却作業をしていると返ってくることはありますが...特にそれらの日は多い印象がありますかね。(きっと返しやすいのかな...?)

 

 

一図書館員としては長期間お休みをいただいてる間に長いこと借りてしまっていた本を返しやすいのであれば、その時に返してくれるのが嬉しいのですが、一方で他の日に返してもらっても大丈夫ですよという気持ちもあります。

とにかく本が戻ってくることは現場で働く図書館員からするととても嬉しいことです。

 

 

またtamaさんが言われているように、「今さら返しに行くのもな...」なんて思われる方もいるかもしれないですが、そーっとポストに入れてもらって全然構わないです。(その方が返しやすいのであれば是非是非。)

 

その一方で開館中にカウンターにいって返してもらっても構わないですし、閉館後にポストに入れてくださっても勿論大丈夫です。

本を返した後のことが心配になるようであれば、カウンターにいるスタッフに長いことを借りていた本を返し忘れていたと直接伝えてもらったり、本を見つけた時に電話で図書館に相談するというのもありだと思います。

 

どういう対応になるかは実際図書館によって違うかと思うのですが、私としては返してくれたことはとても嬉しいことなので、まずは「ありがとうございます」とお伝えしています。

 

そして長い間借りていた場合、やはり何らかの罰則はどうしても発生するのですが、多くの図書館では貸出を一定期間停止にし、その期間が終わるまで新たな貸出ができないようにすることが多いかなと思います。

 

長いこと本を返し忘れていた上、貸出停止期間が発生して非常に利用しづらい状況になるかとは思うのですが、こちらとしては館内の利用は自由にできるのでしてくださったらと思いますし、停止期間終了後も図書館にきてまた本を借りてほしいというのが正直な気持ちです。

(貸出停止期間等が発生することに対して批判的な気持ちになる方もいるかもしれないですが、やはり他の利用者がその資料を長いこと利用できなくなってしまっていたことを考えてもらえるとありがたいです。)

 

※ただし、長いこと借りていたものを返し忘れた上、その本をなくしてしまったというようなことがあれば、本を弁償しなければいけないというような事態が発生する可能性もありますので本当に注意が必要です。

 

図書館の資料は公共の財産であり、あなただけのものではなく、あくまで図書館から借りているものであるということをお忘れなきように。

 

 

 

本が返却ポストの方に返されていた場合は返却作業が終わった後、利用者に対して何かこちらから連絡するということはしてないので、tamaさんもそういった意味でこの時期に返却するチャンスだよと言っているのだと思います。

(心の中で返ってきたと嬉しくなるくらいですかね)

 

ただこれも図書館によって対応は異なるかと思いますのであくまで一例として受け取ってくださると助かります。

 

 

ちなみに私もツイッターをやっているのでここで宣伝してきます。

@doll_loco