とある図書館司書見習いのブログ

図書館情報学や図書館のあれこれについて語る。

兵庫県の某市立図書館に行ってきた。カフェスタッフも図書館員の仕事に?

この前、兵庫県に寄る機会があったのでそこにある某市立図書館に行ってきました。

 

図書館カード作れそうなら作りたいなぁと思ったのですが、要件に当てはまらず作れなかったのは残念でした。(基本的に近隣住民のみに限っていることが多いですよね。)

 

その図書館の館内はとても綺麗で清潔感があって、まだ最近できたばかりなのかな?という雰囲気でした。館内の明るい感じとか今流行りのガラス張りなところ等、自分が勤務する場所とどうしても比べてしまうのですが...今時の図書館でかっこよくて羨ましいかぎりでした笑

 

自動貸出機もありましたし、館内にカフェスペースもあって利用者もぱっと見る感じ結構たくさんいらっしゃいました。

まぁ立地的なことを言えば駅近なので当然といえば当然かと思います。

 

貸出・返却カウンター、レファレンス(相談)カウンター、資料の配架や整理をする人、カフェコーナーで常駐しているスタッフを見てみると、皆同じ制服を着ていたので、恐らく指定管理なのかなと思いました。(事務室に市の職員がいて民間委託の可能性もあるのですが)

 

その制服といえば見る人が見ればすぐにわかる某民間企業の図書館用の制服でした。

 

それでびっくりしてついつい邪推してしまったことがあるのですが、今回のタイトルにも書いているのですが、カフェコーナーのスタッフも同じ制服を着ていたことでした。

 

カフェコーナーといっても基本セルフのやつですし、お金をスタッフに渡した後は恐らく紙コップをもらって自分でいれるやつなので(コンビニのカウンター付近なんかによくあるセルフでいれるやつです)、スタッフが実際にすることはそこまでないとは思うのですが...

それでも同じ制服を着たスタッフさんが業務を行なっていたので、今の図書館員はそういったことも図書館の業務の一つとしてやらなければいけないようになってきているのだなという風に感じてしまいました。(あくまで推測なのですが)

 

これがいいのかわるいのか...

 

その某民間企業は定期的に図書館スタッフの募集をしているところですし、それを見て応募した人が指定管理の図書館に配属されて、そういった業務も行うと知った時...僕なら正直びっくりしてしまうと思います。

 

図書館にカフェコーナーなどの需要があるのは確かですが...。

 

 

そういえば指定管理といえば行政から民間企業に図書館の運営を任されることだと思うのですが、今回のようなことを考えて思ったのが、カフェのスタッフに限らず館内の清掃等も指定管理で任された民間企業が担うことになるのかなぁと。

 

もし同じスタッフが図書館業務もやってカフェスタッフもやって清掃業もやって(もちろん他のスタッフと交代しつつですが)、だとしたら確かに指定管理の金銭的なメリットは大きいんだろうな〜と。何より予算を一元化できますしね。

 

 

図書館運営は限られた予算の中でしなければいけませんし、指定管理という状況は無駄を省いていく上ではやはりいいのかもしれません。今まで無駄な部分だったところ、民間企業に任せてしまうことでそれをきっかけに一気に削るということもできるのかもしれませんしね。

 

ただ毎回のように言っていることではありますが、人件費だけは削るべきではないと思いますね。

なにも考えなくてもばっさり削れてしまうところなんでしょうけど。それと簡単に効果が出やすいのもあるんだろうなと。

 

 

今回の偵察では図書館員がカフェのスタッフも??とびっくりしつつも、図書館の運営に関わる仕事全般に携われるんだとしたらそれはそれでその図書館に対してより愛着が湧くようにはなるのかもしれないとそんな風にも思いましたね。