とある図書館司書見習いのブログ

図書館情報学や図書館のあれこれについて語る。

図書館の本に線は引いちゃだめですよ...?

公共図書館で働いてると借りた本に鉛筆で線を引いてらっしゃる方がいます。

 

図書の返却時に発覚することが多く、借りた方が「落書きされてるよ」と教えてくださって発覚することが大半です。(わざわざ教えてくださる方には感謝です。)

 

さすがにボールペンで線を引かれてる方はいないのですが、鉛筆だとしても公共の資料に線引いちゃだめですからね...?あなたのものではないのですから。

私物化は禁物です。

 

ただまぁ線引く気持ちもわからなくもないと教科書の線を引いて勉強してきた自分は少し思います。

 

線を引きながら本を読むとより理解が進むのように感じるというんですかね。

 

共感はしますけれど、線引かれてた場合わざわざ消してますからね。こちらで。

全ページ線引かれてないか確認して、全部消し終わったらまた棚に戻すという感じです。

 

力強く線を引くと跡が残ることを気にしてか、弱ーい力で線を引いてらっしゃる方もいます。(ちょっと本のことを思ってのことなのでしょうか...)

それでも傷むとは思うのでやっぱりだめですよ(*´-`)

 

ボールペンは消えないのでもってのほかですね。

 

 

まぁ一個一個線を消してると様々な思想というか考え方が少しばかり見えてくるのでおもしろいといえばその作業も面白いですが。

 

でも次にその本を取った人が落書きされた本を借りた場合、気になってしまいますし、不安になってしまいます。次の人が安心して読めるようなバトンを渡してあげてください。

図書館員からのお願いです。

 

 

本に様々な人の考えや思想が書き加えられて新しい本ができあがる姿も興味深いものはありますけれど。

 

 

 

公共図書館は誰でも利用できますよ!

公共図書館で働いてるとよく「ここ入っても大丈夫ですか?」と聞かれることがある。

 

公共図書館という場所は入館をお断りしてるところは一切なくて(しかも無料で利用できますし)、学校にある図書館はその学校の生徒や先生だけに利用を限定していたり、大学図書館なんかも一般の人は利用ができなかったりすることもあるけど、

公共図書館であればどなたでも入館はok。

 

 

ただし本の貸出をしたい時は図書館カードを作る必要があるため、発行には条件のある図書館も多いので注意が必要。

 

館内で本を読むだけならご自由にどうぞという感じ。

 

図書館を知る人にとってはこれは当たり前の事実だと思うんだけど、それを知らない人からすれば「え、そうだったんだ?」という感じなのかもしれない。

 

 

それともう一つの原因として公共図書館ってなんだかんだ入りにくいところだよね、というのもあると思う。特にはじめて利用する人にとっては。

図書館員の僕ですら自分の住む地域の図書館にはわりと入りやすいけど、他の地域の図書館にちょっと寄ってみようとなった時、「ここ入っていいのかな?」と迷うことがある。

 

例えば複合施設の一部だったり、公共の施設を一切利用したことのない人からすれば、はじめの一歩は怖いよね、と少し共感する。

それにここの図書館は誰でも利用していい図書館なのかどうかわかりにくいところも多いという印象。こんなところに図書館あったんだ??というところも多い。(わるくいうと何でこんなところに?)

 

後は図書館の資料盗難防止のために出入口付近に置かれた機器も残念なことに利用しようとされる方を拒絶しているように感じさせているのではないかと思うところがある。

 

公共の資料なので仕方ないところはあるんですけどね。

 

 

もっともっと利用者を増やすにはそもそもな話、誰でも利用可であるという周知はまだまだ必要なんじゃないかなぁ?という気はする。

 

誰でも入りやすくする環境作りも。

ほんというとこんなこと考える段階じゃなくて、入りたいって思わせるデザイン設計の段階だよなもう...と日本の図書館の歴史を考えると思わなくもない。

 

 

そういえば入りやすさや入りたいと思わせる魅力作りでいえば最近のツタヤ図書館はかなり強いんじゃないかな。

 

ツタヤは誰でも利用していい場所というのは図書館以上に周知の事実だと思いますし、ニュースで話題になったことも利用者を増やしていく上でとても役に立ってるよねと思う。

 

コンビニくらい入りやすい施設にならないとね。

図書館も。

 

コンビニみたいに値札がついてて有料なのが一目でわかる場所と違って公共図書館は有料無料がわかりにくいというのも原因の一端かもしれない。

ほんとに無料なの?と疑心暗鬼に感じる人もいるかもしれないし(なにも表記がないので)、なにもかも無料かといえばそうではないのが公共図書館

 

 

接客業に台本がないのはなぜ...?公共図書館編

僕はこれまでいろいろな仕事に就いてきたわけでもないので、根拠はとても乏しいのですが、これまで働いてきたところ(接客業)ではお客とのやり取りがある程度決まっていて、毎回話すことも(一文字一句)ほぼ同じなので台本みたいなものがあれば、それに習ってやるのに...と思うことがよくありました。あえて作らない理由はなんだろう...?と思うことはよくありました。

 

 

今、勤務している公共図書館でもそうで、利用者とのやり取りってだいだい決まっていて、確かにイレジュラーな事態が起こることもあるのですが、そちらの方は結構稀なことでして、だいたい決まったやり取りについては相手への伝え方、話し方など含め決められた台本があった方がスムーズに進むのに...と思うことが多々ありました。(もちろん自分なりの利用者とのやり取りを考えて、そのあたりのスキルが上がっていくのも楽しいですが。)

 

 

確かに先輩の話し方などを見て、いづれその辺は台本がなくても解決していくことではあるのですが...。

 

それでも仕事を覚えていく側からするとあった方が便利なのになぁと思うことはよくありました。

台本があった方がはじめて仕事に就く側からするとある程度の緊張の緩和になると思いますし、はじめて利用者とやり取りする時ってなんだか恥ずかしくてとても緊張するもんなのですよね。

 

 

実際問題、台本あるいはマニュアルという形で残しておくべきだろうと思うものもあります。

しかしそういったものは口頭で伝えられていくことがほとんどです。次世代にも伝えられていくべきスキルな気はするのですが。

 

これは例えばの話にはなりますが、利用者とのやり取りでトラブルに発展しないための言葉なんかも決められていたりして、そういうものはやはり過去にトラブルに発展するケースがあったからこそ進歩していったものだと思うのです。

 

口頭だけではいづれ途切れてしまう可能性があるので是非ともマニュアル化していろいろな図書館で共有なんかもできたらいいのになと思うところです。

 

 

利用者とのやり取りってほんと真剣にマニュアル化された方がいいのになぁって思うんですけどねぇ。

僕の場合は利用者との間でトラブルになってしまったケースもありますし、そういったことを経験しなきゃ教えられないこともあり、後から対応方法について知るということも多かったです。

後から注意を受けた時はトラブルに発展した悲しさと注意された悲しさの二段重ねです。

 

確かに身をもって学んだ方が経験には繋がりますし、より自分自身の成長にもなると思いますけれど。

 

 

まぁそんな文句言うならお前さんがやればいいって話ですけれど、ただ働きはごめんです。

 

 

 

兵庫県の某市立図書館に行ってきた。カフェスタッフも図書館員の仕事に?

この前、兵庫県に寄る機会があったのでそこにある某市立図書館に行ってきました。

 

図書館カード作れそうなら作りたいなぁと思ったのですが、要件に当てはまらず作れなかったのは残念でした。(基本的に近隣住民のみに限っていることが多いですよね。)

 

その図書館の館内はとても綺麗で清潔感があって、まだ最近できたばかりなのかな?という雰囲気でした。館内の明るい感じとか今流行りのガラス張りなところ等、自分が勤務する場所とどうしても比べてしまうのですが...今時の図書館でかっこよくて羨ましいかぎりでした笑

 

自動貸出機もありましたし、館内にカフェスペースもあって利用者もぱっと見る感じ結構たくさんいらっしゃいました。

まぁ立地的なことを言えば駅近なので当然といえば当然かと思います。

 

貸出・返却カウンター、レファレンス(相談)カウンター、資料の配架や整理をする人、カフェコーナーで常駐しているスタッフを見てみると、皆同じ制服を着ていたので、恐らく指定管理なのかなと思いました。(事務室に市の職員がいて民間委託の可能性もあるのですが)

 

その制服といえば見る人が見ればすぐにわかる某民間企業の図書館用の制服でした。

 

それでびっくりしてついつい邪推してしまったことがあるのですが、今回のタイトルにも書いているのですが、カフェコーナーのスタッフも同じ制服を着ていたことでした。

 

カフェコーナーといっても基本セルフのやつですし、お金をスタッフに渡した後は恐らく紙コップをもらって自分でいれるやつなので(コンビニのカウンター付近なんかによくあるセルフでいれるやつです)、スタッフが実際にすることはそこまでないとは思うのですが...

それでも同じ制服を着たスタッフさんが業務を行なっていたので、今の図書館員はそういったことも図書館の業務の一つとしてやらなければいけないようになってきているのだなという風に感じてしまいました。(あくまで推測なのですが)

 

これがいいのかわるいのか...

 

その某民間企業は定期的に図書館スタッフの募集をしているところですし、それを見て応募した人が指定管理の図書館に配属されて、そういった業務も行うと知った時...僕なら正直びっくりしてしまうと思います。

 

図書館にカフェコーナーなどの需要があるのは確かですが...。

 

 

そういえば指定管理といえば行政から民間企業に図書館の運営を任されることだと思うのですが、今回のようなことを考えて思ったのが、カフェのスタッフに限らず館内の清掃等も指定管理で任された民間企業が担うことになるのかなぁと。

 

もし同じスタッフが図書館業務もやってカフェスタッフもやって清掃業もやって(もちろん他のスタッフと交代しつつですが)、だとしたら確かに指定管理の金銭的なメリットは大きいんだろうな〜と。何より予算を一元化できますしね。

 

 

図書館運営は限られた予算の中でしなければいけませんし、指定管理という状況は無駄を省いていく上ではやはりいいのかもしれません。今まで無駄な部分だったところ、民間企業に任せてしまうことでそれをきっかけに一気に削るということもできるのかもしれませんしね。

 

ただ毎回のように言っていることではありますが、人件費だけは削るべきではないと思いますね。

なにも考えなくてもばっさり削れてしまうところなんでしょうけど。それと簡単に効果が出やすいのもあるんだろうなと。

 

 

今回の偵察では図書館員がカフェのスタッフも??とびっくりしつつも、図書館の運営に関わる仕事全般に携われるんだとしたらそれはそれでその図書館に対してより愛着が湧くようにはなるのかもしれないとそんな風にも思いましたね。

図書館で借りた本が元から汚れていた時は...?

これまでに図書館を利用されたことがある方の中には借りた本の中に汚れた本があってとても困惑したという経験を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?例えば本にならんかのシミがついていたり、水に濡れた跡があったり、あるいはページがはずれてしまっていたりなどです。

 

またこれは僕の知り合いの話にはなりますが、昔図書館に借りた本を返しに行った時、本に汚れがあったため図書館員さんに汚したかどうかの確認をされてとても困惑した経験がある方もいらっしゃいます。(本人は汚した記憶が全くなかったので確認を取られたことにとても驚いたそうです。)

 

そのような経験をされて図書館を利用することに対して不安になってしまった方、不信感を抱いた方、少なからずですがいるのではないか?と。あるいは利用することをやめてしまった方もいますよね...。ほんとに申し訳ない気持ちです。

 

そんな人たちに一図書館員側からの現状をお伝えしたいと思います。

 

 

まず図書館の資料というのは基本的に誰もが利用でき、また借りて帰ることのできるものであるため、本に汚れがついたり、劣化が進む状況から切っても切り離せない関係にあります。

僕も図書館で働くまでは全く気付きませんでしたが、図書館にある資料は本屋さんと異なり綺麗な本ばかりではありません。

 

 

公共の資料になるので、誰もが利用するという状況から鑑みても資料が劣化していくというのは避けられないのだと思います。

 

資料の劣化を防ぐための措置を全くしていないわけでもないのですが(本の表紙にブックカバーを貼り付ける等)、それでもやはりいづれは劣化してゆくものだと思います。

 

そして図書館の本というのは館内で利用できるのはもちろんのこと家に持って帰って読むことも可能です。

家に持って帰るということは家の中で汚れたりするリスクが当然出てくるわけです。

 

一図書館員としては本が汚れない環境で読んでほしいという気持ちもありますが、貸出した後の一人一人の読み方まで強制することはできません。

 

お菓子を食べたながら読んだり、汚れやすいところに本を置いておいたりなど...あらゆるリスクが考えられます。

(ただし図書館の中であっても全くそういうリスクがないわけではありません。)

 

それにあくまで僕の場合ですが、僕自身も本を借りるときはめちゃくちゃ丁寧に扱わなければというより、もっとむしろ気軽な気持ちで借りています。(汚したらやばいよね...という気持ちはありつつも...。)

 

公共の資料とはいえ誰もが利用する上でそういう気軽さは大事な気がします。

 

 

本が汚れてしまったり、水に濡れてしまった時の図書館の対応方法は二つあります。

 

一つは状態を見て、ひどくないと判断されれば厳重注意にとどまる形です。

 

もう一つあまりにひどい場合は本の弁償もあり得ます。

 

そうした厳重注意にとどまった本は多少の汚れはあるもののまだ利用可能と判断され、元から汚れがあることがわかるように本にわかりやすく表記をしたりして対応してることが多いです。

 

 

悲しきかな、利用者の中には自身で汚してしまったにも関わらず申告してくださらない方もいます。

そういった場合、こちら側は気づくことがほとんどで連絡して確認を取らなければなりません。

(これは精神的に辛いものがあります。)

 

また汚れを見過ごすこともあり、そのような場合は見過ごしてしまった人が注意を受けてしまいます。(とても悲しい話です。)

 

自分で汚したり濡らしてしまった時はちゃんと申告してほしいです...。

 

 

基本的に汚れのある本などは上記のような形を経て汚れが元からあることがわかるよう表記されていることがほとんどなのですが、

中にはどういうわけが表記がないにも関わらず本に汚れのあるものが棚に並べられてしまっていることもあります。

 

いいわけになりますが、日々たくさんの本を扱っているので恐らくみな汚れに気づかずに棚に並べられてしまったのだと思います。

ですので本を貸出する時に気づいたり、利用者が返却してくれた時にそのような状態であったことに気づくこともあるのです...。

 

なかには本当にひどい状態のものもあり...貸出時に利用者の方を不安にさせてしまうこともあります。(びっくりしますよね...。)

 

その辺は明らかにこちらの管理不足と言えると思います。

 

ただ、今の現状をお伝えすると、本を貸出する前に気づくというのがなかなか難しい状況にあるので、利用者の方にもそこは理解してほしいという感じです。(抜本的に解決するための人を裂く余裕がないのです。)

 

 

もしも今後、そのような場面に遭遇したらそういえばこのブログに...と思ってくださればと思います。

 

こちらからのお願いにはなりますが、利用者の方にも協力してほしいというのが本音です。自身で汚してしまった時は申告してほしいのはもちろんのこと、元から汚れがあった時、それに気づいた時も教えてくださると助かります。

これは甘えなのかもしれません。しかし利用者の助けがなければ難しいというのが今の公共図書館の現状なのです...。

 

(*全ての図書館がそういった現状にあるわけではないと思いますのでそこはご了承お願いします。)

 

 

人数を増やしてしっかりとした管理ができる状況を作るべきだとも思います。しかし経費削減を名目に人件費は減る一方ですし、図書館員の給与も決して良いものではありません。そうした現状を解決していく必要もあると思いますし、図書館員の人権なくして図書館は成り立っていかないと思います。

 

本当にこれは悲しい話です。

 

 

 

梅雨はトラブル多発注意報 公共図書館編

このじめーっとした梅雨の時期、暑い上にじめじめしてて少しイラッとしてしまう、そんな季節ではないでしょうか。

 

むしろ本格的な夏の方がカラッとしていてまだ過ごしやすいかと。

 

家の中ではさすがに扇風機さんが必須となりました。外はまだ涼しかったりするのですが、それでもじめじめとしてて少し不快に感じます。

 

公共図書館でもそんなじめーっとしたイライラしやすい時期のせいでしょうか。利用者とのトラブルがいつにもまして増える、そんな季節です。

 

公共図書館でトラブル?想像できない...という方もおられるかと思います。

 

しかし結構頻繁に公共図書館では図書館員と利用者との間で、例えば利用者からのクレームを発端に、あるいは図書館員側から利用者に確認しなければいけない事があった時(貸出していた本に汚れがあった時など)、はてまたこちら側のミスにより利用者に迷惑をかけてしまった時などなど、そうしたことが原因で様々なトラブルが起きているのです。

 

 

ほんの些細なことでも利用者との間で何かあれば大きなトラブルに発展してしまうのでこの時期は特に注意が必要かと思います。

逆にいうとこんな季節だからしょうがないと思ってドンと構えていてもいいのではないかと個人的には考えています。利用者からのクレームに関してですが、クレームによってはこちらに非がないこともあったりしますからね。

 

 

トラブルが起こると他の利用者さんもびっくりしてしまいますし、図書館員との間で一度トラブルを起こしてしまった利用者さんも来館しづらくなってしまう可能性があるので極力そのような事態は避けたいこと...ではあります。

普段は温厚な人でもじめーっとした環境が原因でトラブルに発展してしまうということもあったりするのがこの時期です。

 

 

だからこそですが、公共図書館さんには館内の空調をしっかり調節するということをしてほしいんですけどね。

今は経費削減、無駄を省くのが公共図書館の流行りですからなかなか難しかったりするのですが...。

館内を快適にするだけでかなりトラブルは減ると思います。(公共交通機関の電車内が寒いくらい涼しいのはそれなりに理由があると思いますね)

 

それに...そもそも本を読むのに館内までじめーっとした空気が漂っていたら集中して本なんて読めないでしょう。

図書館利用を考えるのであればこんなときにまで空調の調節を渋っているのもどうかと思います。

 

 

利用者とのトラブルが発生した時、例えばクレームから大きなトラブルに発展した時、まず誰がそれを受けることになるのかと言えばカウンターに立っている図書館員です。(悲しきかな、今はアルバイトや契約社員といった弱い立場の人たちがここを担当することも多いです。)

 

そして強い立場の人たちは裏で日々、トラブルが起きていること、利用者の怒りを直に受ける図書館員の辛さというのも知らずに過ごしていることでしょう。(トラブルに実際に直面しなければ、対応してみなければ正確にそれらを理解することは難しいと思います。)

 

カウンターに立つ人が弱い立場の人であれば、上に対して状況改善のための意見もしにくかったり、言ったとしても通らないなんてことがあったりしますからね。(悲しいことですが)

 

カウンターに立つ図書館員というのはトラブルを避けるため、利用者対応を行うときは「言葉選び」にも注意して話すように心掛けていたりもするのですが(私たち界隈ではそれをクッション言葉と言ったりします)、それでもトラブルに発展してしまうケースというのはあります。

(実際対応の仕方について具体的に学ぶ機会も多いです。過去の経験から使わないようにしているワードもあったりと、この辺りに関しては経験が1つのマニュアルとして蓄積されていたりもします。)

 

カウンターに立つ図書館員はいつトラブルが発生するか、利用者から怒りを直接受けて時には怖い思いをしながら業務を行っているのです。

 

 

同じ図書館員同士なのですから業務は違えどもっともっと理解し合えるといいのになとそんな風に感じる今日この頃です。

 

同じ図書館員であるのに同じ図書館で働いているのに一種の壁を感じてしまうのはとても悲しいことです。

これを機に利用者と直接接している図書館員への理解が深まっていくといいなと感じています。

一方で私自身も異なる業務を行なっている図書館員さんたちへの理解を深めていきたいという思いは強いです。

公共図書館はもっと自習スペースを設けるべきだと思う。

子どもの頃は図書館といえば勉強をするところというイメージがありました。

実際、高校生の時や大学生の時にも図書室、大学図書館を自習のために利用していたことは多かったです。

 

大学図書館に関しては自習のためのスペースとしての機能も持つ図書館が多いとは思いますが、公共図書館では自習スペースのないところやそもそも自習NGなところも多いです。

 

なぜかというと公共図書館では基本的にその図書館にある資料を読んでもらうことを目的として席を設けていることが多いからです。

 

なので館内で自習していれば直接お断りしたり、問い合わせがあっても自習室は設けていないことを伝えていたりします。

 

そんな公共図書館における自習NGな状況の中、こんなニュースが舞い込んできました。

以下、僕が参考にしたニュースのURLを貼っておきます。↓

https://www.asahi.com/amp/articles/ASL4T5284L4TPTIL011.html

 

 

公共図書館でも自習室を設ける動きが出始めています。といっても...自習室のない図書館ばかりというわけでもありません。

僕の住んでいた図書館では自習室があって自由に勉強できる環境がありました。なので正直、図書館で働き始めた頃は自習室がない図書館の存在にびっくりしたものです。

 

ただ、自習室を設ける余裕がないほど規模の小さい図書館であったり、小さい図書館だから館内にある資料を閲覧するためだけに席を設けている...というのも一図書館員として理解はできます。

 

でも図書館という環境は自習に適した空間あるいは環境だと思いますし、もっともっと図書館が自習スペースを設けるような動きになっていけばと思っています。それに図書館で働いていると利用者からの要望も多いですし自習室のニーズが結構あることを感じさせられます。

 

これからの時代、生涯学習の重要性や地域の活性化を考慮すれば一人一人が学習できる環境を提供すること、そこが図書館であることは図書館に様々な資料があり人々の情報収集の手助けができる場所という観点からも重要なことかと思います。

 

 

記事にもありますが、図書館の席というのは日によっては誰にも利用されていないガラガラな状態なことも結構あって、そういった部分を見直して自習席として提供しようという今回の大阪市の動きは空きスペースの有効活用としてとても良いことだと思いました。

 

 

ただ自習する人たちで全ての席が埋まってしまう状況というのもそれはそれでどうなのかな...?と思ってしまうので本当に難しいところではあります。

 

今回の動きは自習をしたいというニーズに寄り添ったという形になるのでしょうね。